平田良介氏 引退セレモニー

平田良介氏 引退セレモニー

3月18日()にバンテリンドーム ナゴヤで行われたオープン戦、東北楽天ゴールデンイーグルスとの試合後に平田良介選手の引退セレモニーが行われました。

平田選手は2005年の高校生ドラフトで1巡目指名を受けドラゴンズへ入団、2年目の2007年、北海道日本ハムファイターズとの日本シリーズ第5戦でダルビッシュ投手から犠飛を放ち、この得点が決勝点となり1954年以来となるドラゴンズの日本一を決める一打に。

プロ初本塁打は2008年9月7日の横浜戦(ナゴヤドーム)、9回裏1死の場面に代打で登場し放った打球は右中間スタンドへ、プロ初本塁打が代打サヨナラ本塁打となります。

2011年には6月4日の埼玉西武ライオンズ戦、その翌日6月5日の千葉ロッテマリーンズ戦でサヨナラ本塁打を放ち、史上8人目となる2試合連続サヨナラ本塁打を記録、2018年8月16日の横浜DeNAベイスターズ戦ではサイクル安打を達成し、その年のゴールデングラブ賞も初受賞しました。

プロ通算で1227試合に出場し、1046安打、打率.268、105本塁打、484打点。

試合前には詰めかけたファンを前に打撃練習を行い、終了時には楽天・浅村選手から花束を受け取ります。また試合前のシートノックにも参加し最後のバックホームを披露しました。

試合後のセレモニーでは大島選手、楽天・阿部選手、家族から花束を受け取り、スタンドのファンへ最後のあいさつ、ナインらから胴上げをされ17年のプロ野球生活にピリオドを打ちました。

平田選手あいさつ

本日はこのようなセレモニーを開いていただきありがとうございます。

そして中日ドラゴンズの皆さま、中日ドラゴンズファンの皆さま、東北楽天ゴールデンイーグルス阿部選手、浅村選手、そして東北楽天ゴールデンイーグルスファンの皆さま、セレモニーに参加していただき本当にありがとうございました。

泣かずにセレモニーをしようと思ったのですが、大島さんから花束をもらった時に泣いてしまいました。

思えば2007年の日本一から始まり、リーグ優勝も経験させていただき、その中で期待以上の成績が残せず、死に物狂いのプロ野球生活でしたが本当にたくさんの思い出をいただきました。立浪監督はじめ和田さん、森野さん、落合さん、荒木さん、たくさんのことを教えていただき、そしてそれを後輩の皆に伝えていけたのかなと思います。

自分自身まだまだやりたいという気持ちがないといえば嘘になります。しかし引退発表するまでに納得することができ、体が思った通り動かない、だからこそ現役を辞めることができました。

今まで毎朝ご飯を作ってくれた家族のみんなありがとう、そしてプロ野球選手になれる体を生んでくれたおとん、おかん、ありがとう、これでプロ17年間にピリオドを打つことができます。

最後にこの17年間たくさんの声援をいただいた中日ドラゴンズファンの皆さま、本当にありがとうございました。

プロ野球選手として程遠い選手でしたがファンの皆さまの声援が後押ししてくれて、いい結果を出すこともできました。本当にファンの皆さんのおかげだと思っています。

今年からは平田良介はいませんが、今ここに並んでいる選手達を応援してあげてください、今年こそ中日ドラゴンズは優勝してくれると思います。

僕も影ながら応援しています。本当に頑張ってください、今日は本当にありがとうございました。

平田良介選手の軌跡

プロ初本塁打 2008.9.7

2試合連続サヨナラ本塁打 2011.6.4 / 6.5

サイクル安打 2018.8.16

ゴールデン・グラブ賞 2018

通算1000安打 2020.9.9