球団職員の一日

#01

事業本部 チケット営業部 
ファンクラブ事務局

M.Nさんの一日(デーゲームの場合)

  • 出勤。関係各社との運営ミーティング、ビジョン演出の最終確認

    この日は、月に一度のFCスペシャルゲーム
    開場前に関係者が集まり、当日の試合進行について細部まで入念に確認します。
    演出は分単位で計画を立て、試合進行の妨げにならないよう常に意識しています。

  • 2026年度FCユニホームに関するミーティング

    合間を縫って、ファンクラブ事務局の先輩方と来季に向けたミーティングを実施します。
    ミーティングでは、その日の試合の演出のことから、数年後の計画まで話し合うので、今が何年なのかわからなくなることも(笑)

  • 昼休憩
  • ゲスト登場

    お笑い芸人さんをゲストに招き、漫才とセレモニアルピッチでご出演いただきました。

  • 「#好きドラクイズ」正解発表

    2025年のFCスペシャルゲームの特別企画。
    選手にまつわるクイズを出題し、来場者全員が参加できるイベントを実施しました。
    正解発表でスタンドがわっと盛り上がった瞬間、達成感がこみ上げます!

  • 「ヒーローインタビュー見学会、グラウンド開放・選手とのキャッチボール
  • ニュースページの原稿作成、会員様への来場者アンケートの配信

    FCスペシャルゲームが終わるごとに、アンケートを実施しています。
    ファンの方から生の声をいただくことで、来場者プレゼントの配布方法の改善や新たなイベントの企画に繋げることができ、とても感謝しています。

  • 退勤

自己紹介をお願いします!

 ファンクラブ事務局のM.Nです!ファンクラブ運営に関わる多岐にわたる仕事をしており、今季はFCスペシャルゲームをはじめとするイベントの企画・運営を主に担当しています。
 大学ではスポーツ新聞部に所属し、大学野球を取材していました。私が書いた記事や制作したポスターで選手やファンの方々が喜んでくれたときの嬉しさがあり、プロ野球というさらに大きな舞台でもファンの方々に喜んでいただける仕事をしたかったので、ドラゴンズの職員になりました。

入社後、これまでで印象に残っている
仕事はありますか?

 2026年シーズンに着用する20周年限定FCユニホームの作成が印象に残っています。
 これまで、ファンの方から「FCスペシャルゲームでもFCユニホームを着用している人が少なくて寂しい」というご意見をいただいていました。FC20周年の節目を迎えるにあたり、今までにない特別感のあるユニホームを出すことで、FCユニホームを着てくださる方を増やしたいという思いを持っていました。 社内では他のデザイン案を推す声もありましたが、スタンドを黒に染めて一体感を創出したく、チームカラーの「ドラゴンズブルー」ではない、黒を基調とした新たなFCユニホームを発表しました。ファンの皆様からの好評の声が多く、とても安心しています。

今の仕事の魅力はどんなところにありますか?

 ファンの方々の生の声を感じ取れることがファンクラブ事務局の魅力です。
 ドラゴンズファンの皆様は熱く、ファンクラブの施策に対しての反響も大きいです。その声を直に聞くことで、「もっと面白い企画を考えたい!」という思いにつながっています。
 私は入社2年目ですが、年間6試合開催するFCスペシャルゲームのイベント内容、グッズ、演出など、あらゆる企画を任せていただいています。順風満帆にいかないこともありましたが、妥協せずに試行錯誤を重ねることで実現できた企画もあり、とても成長できていると実感しています。
 ファンの方の中には、その日にしか球場に来られない方もいらっしゃいます。試合内容によっては、ファンの方の期待に応えられる結果にならないこともあるのが、プロ野球興行の難しさ。それでもFCスペシャルゲームに来場した方にとって、勝敗にかかわらず思い出に残り、少しでも人生が豊かになる時間になってくれたら嬉しいです。

あらためて、プロ野球の魅力とは?

 さまざまな人たちが、同じ一つのチームをともに応援することで生まれる一体感がプロ野球の魅力だと思います。
 私は、初めて球場でプロ野球を観戦したときに、球場の非日常感に惹かれました。当時は野球のルールもわかりませんでしたが、登場曲や応援歌に合わせてスタンドが一体となる雰囲気が楽しく、プロ野球が好きになりました。
 同じユニホームを纏い、応援グッズを持ち、近くの席の人と喜びを共有するうちに、見ず知らずの人とも仲間意識が生まれます。気付けば、家、学校に次ぐ「第三の居場所」となっていました。
 球団職員となった今でも、私がファンとして外野席に通っていた頃のように、プロ野球というエンタメが誰かの「第三の居場所」になってほしいという思いは変わりません。球団職員としてビジネスの視点も必要にはなりますが、プロ野球の魅力に惹かれたあの頃の感情を忘れることなく、ファンの方々のためにこれからも頑張ります!

就活生へメッセージをお願いします!

 プロ野球に限らず、エンタメのおかげで人生が豊かになった経験をしたことがある人は少なくないと思います。そのときに「ファン」として抱いた感情は、ドラゴンズでも必ず活きるはずです。自分の仕事によって、想像以上に広範囲にわたって多くの方に喜んでいただけることは、きっとこの仕事の一番のやりがいになります。
 ドラゴンズファンを想って仕事をしたいという人とぜひ一緒に働いてみたいです!

#02

経営企画本部 経理部

R.Nさんの一日

  • 出勤。メール確認、入出金の確認と伝票処理

    会社の口座のネットバンキングへアクセスし、入出金を確認します。
    その後、入出金の内容を伝票処理します。

  • 月次決算資料の作成・報告

    月ごとに会社の損益・財産の状況を報告するための資料を作成します。

  • 昼休憩
  • 請求書の内容確認、伝票処理

    各部署から請求書の申請があるため、支払い金額・支払い内容を確認し、取引内容を伝票に記録(処理)します。

  • ファンクラブのポイント交換アイテムの在庫報告資料に関する打ち合わせ

    ファンクラブ事務局から経理部に提出される、“ポイント交換アイテムの在庫数”を報告する資料のフォーマットの改善案を話し合います。

  • 固定資産に関する資料作成・整理

    営部で購入されるトレーニング器具などは、金額によっては固定資産になる場合があります。
    ドーム内のトレーニングルームに向かい、購入内容や用途、金額を確認しています。

  • 退勤

自己紹介をお願いします!

 経営企画本部経理部のR.Nです!主に、取引先への支払い管理、経理業務全般における業務改善に取り組んでいます。
 元々スポーツが好きで、特に野球やサッカーはよく観戦に行っていました。社会人として何年か働くなかで、スポーツビジネスに興味を持つようになり、プロスポーツチームに携わる仕事をしてみたいと思っていました。商業高校で簿記を学び、大学では経営学を専攻していたこともあり、新卒の頃から今まで、経理業務を担当しています。

経理部の魅力を教えてください。

 経営者側との距離が近い部署で、会社の大きな意思決定に携わることができる点が一番の魅力だと思います。会社全体の動きを数字で実感でき、業績・チーム成績の向上を達成するための提案や助言がしやすいという特徴がある部署です。
 経理部が直接的に利益を生むことは難しいかもしれませんが、業務改善により支出を抑えたり、他部署の職員の負担(コスト)を軽減させたりするという形で、会社に貢献できます。また、経理部は会社全体のお金の流れや取引内容の情報を集める部署なので、試合興行やグッズ制作、イベントの企画などに直接関わる機会は少ないとしても、あらゆる業務に間接的に関わることができます。球団全体を俯瞰して仕事ができ、会社というチームを動かせるのは経理部ならではの面白さです。

日々の業務で意識していることはありますか?

 ルーティンワークが中心となるので、日々業務をこなしながら品質向上・効率化を考えて実行していく点にとてもやりがいを感じています。一つの業務のなかで、自分が行っていることだけでなく、業務全体の流れから課題を見つけ、改善していくことを意識しています。現状維持で満足していると後退に繋がりかねないので、たとえ仕事が忙しかったとしても業務の効率化を追求するように心がけています。

経理の業務において必要なスキルや
能力はありますか?

 コミュニケーション能力が大切な業務が多いと感じます。経費精算や請求書の処理など経理業務の多くは、他部署から情報を集めることが重要です。各部署から申請された内容に不明な点があれば、担当者に確認し処理を進めていくことが日々あるため、情報共有など連携が不可欠です。相手の話をきちんと理解し、自分の意見をしっかりと伝えること。メールやチャットでのやり取りでも相手を思いやり、信頼関係を構築すること。そういったコミュニケーション能力は、経理部でも大事になってくるのではないでしょうか。
 もちろん、経理部の業務は専門性が高いため、簿記の知識や法律の知識、パソコンの操作が詳しい人は十分にスキルを活かせますし、それらを磨いていきたいと思っている方には向いていると思います。

あらためて、プロ野球の魅力とは?

 プロ野球は、毎試合お祭りをやっているようなもの。試合当日、球場に向かう道中、ドームに入る瞬間、試合開始の瞬間と、何回も高揚感を味わうことができます。仕事終わりに、これからドームで観戦されるファンの方々とすれ違い、高揚感に満ちた雰囲気を間近で感じられることは、次の日の仕事への活力にもなっています。

就活生へメッセージをお願いします!

 ドラゴンズは仕事がしやすい環境だと感じます。自分が考えていることをためらわずに提案することができ、上司は自分の意見を傾聴し、意見を積極的に採用してくれます。
 入社前はプロ野球界を外から見ることしかできませんでしたが、球団の内部からプロ野球という世界のまた違う景色を見てみたいという関心はかねてより持っていました。興味・関心があったことを仕事にできており、今でも良いモチベーションになっています。
 プロ野球やスポーツビジネスの知識があまりなくても、全く問題ありません。経理部の業務に関しては、入社してから学ぶことも数多くあります。
 経理の仕事は経営により近い職場で、ドラゴンズの現在と未来を支えるやりがいのある仕事です。ぜひ、皆さんのご応募をお待ちしています!

#03

事業本部 チケット営業部

T.Iさんの一日

  • シーズンシートオーナー様のもとへ訪問

    シーズンシートをご購入いただいた法人様へ、御礼とご要望のヒアリングに伺います。
    訪問前日の試合に勝利していると、野球談議にいっそう花が咲きます(笑)

  • 球団事務所へ到着、メールチェック

    午前中に外出の予定がある日は、自宅から直接ご訪問先に伺います。
    用事が終わり次第、球団事務所へ移動します。

  • ランチ
  • 配券調整
  • 「ドラチケ」定例打ち合わせ

    チケット会社の「ドラチケ」担当者にご来社いただき、サービス向上のための改善点を議論します。
    基本的に週1回の頻度で、定期的に会議を開いています。

  • リセールサービスに関する打ち合わせ

    リセールは、少しでも早く、トラブルなく導入することを意識した渾身の施策です。
    お客様からのご意見も参考に、オンライン会議で意見交換をしています。

  • 企画チケット・シリーズイベント考案

    2025年シーズンに担当したシリーズイベント「竜陣祭」の反省をふまえ、翌シーズンに開催する企画の構想を練っています。

  • 退勤

自己紹介をお願いします!

 チケット営業部のT.Iです!主に、配券(各チケット販売会社にどの席種のチケットを何枚振り分けるかを調整する)業務やシーズンシートオーナー様への営業、企画チケットの考案を担当しています。岐阜で生まれ育ち、ドラゴンズは身近にあるずっと憧れの存在でした。小さい頃からドラゴンズファンだったからこそ、ファンの方々に喜んでいただき、また地元・東海地方を盛り上げられるよう、チケット販売業務に取り組んでいます。

球団職員を目指したきっかけは?

 小学1年生で野球を始め、家族にナゴヤドーム(当時)でのドラゴンズの試合に連れて行ってもらうようになりました。それから中学野球の引退まで、昼は野球をプレーし、夜はドラゴンズ戦をテレビで観る生活が始まりました。当時は、もはや野球に関わらない人生が想像できないくらい。そのうち、ドラゴンズに関わる仕事をしたいという思いが次第に芽生え、中学3年生の頃に球団職員が将来の夢となりました。
 大学時代は、バンテリンドームで入場口のスタッフとしてアルバイトをし、熱いファンの方々が一喜一憂する姿を目の当たりにしました。そして、球場で野球を観戦する価値を提供する側に立ちたいと思い、長らくの夢だったドラゴンズの球団職員の新卒採用にチャレンジすることを決めました。

入社後、これまでで印象に残っている
仕事はありますか?

 2年目にして、シリーズイベントの一つ「竜陣祭」を担当させていただいたことがとても印象に残っています。祭りにふさわしい“漢らしさ”をテーマに、キービジュアルや来場者プレゼントを選定し、ゲストをお招きしました。
 キービジュアルには、他のシリーズイベントではキービジュアルに登場しなかった選手も起用し、法被を着用した強面な写真を採用しました。今までにない人選や衣装は、ファンの方からの好評の声が多く、とても嬉しかったです。
 僕自身の“やりたいこと”をどのような手順を踏めば実現することができるか、先輩方に相談し、サポートしていただいたのでとても感謝しています。

仕事をする上でのこだわりはありますか?

 ファン目線を忘れないよう心がけています。通常のチケット販売ではお客様一人一人の顔を見ることはできない分、球団公式チケットサイト「ドラチケ」を介してお客様に向き合うことになります。その「ドラチケ」をいかに購入しやすいシステムにするか、他球団や他のプロスポーツのチケット販売サービスも参考に、チケット販売会社と改良を重ねています。
 また、2025年からはリセールサービスを導入しました。転売対策についてはファンの皆様からたびたびご意見をいただいていたので、なんとか公認リセールサービスを始めたいと部内で相談し、形にすることができました。
 時には、ファン目線と職員としての視点で葛藤することもありますが、その都度、良いバランスを模索しています。

あらためて、プロ野球の魅力とは?

 プロ野球は、3万6000人が同じスポーツを観ながら、各々が自由なスタイルで楽しめるという点で、他のプロスポーツと異なる特殊で魅力的な文化があると思います。野球以外のアプローチでも観戦体験を楽しんでもらえる特長があるからこそ、チケット営業部ではさまざまなターゲットに向けた企画チケットを販売することができます。また、法人を中心に販売しているシーズンシートは、営業用のほか、福利厚生としてもご活用いただいており、結果的に従業員の方の初観戦を促進するツールにもなっています。
 個々が自由な楽しみ方をできるプロ野球を、まずは球場に観に来てもらえるよう、これからもチケット販売というアプローチで工夫し続けていきます。

就活生へメッセージをお願いします!

 僕自身、就活を進めるうえで、「地元を盛り上げたい」という観点で企業選びをしていました。野球に関わったことがなくても、「地元を盛り上げたい」のような野球以外のきっかけでドラゴンズを応募した人もきっと活躍できる会社だと思いますし、野球好きに偏らずにいろいろな知見を持った人が球団にとって必要なことだと思っています。
 一方で、昔から野球ファン、あるいはドラゴンズファンであれば、「ファン目線」を客観視して分析することで、球団職員としても活躍できるのではないでしょうか。ドラゴンズには、やりたいこと、実現したいことに挑戦させてもらえる雰囲気があり、先輩方は実現に向けてサポートしてくれます。
 野球への知見の有無にかかわらず、まずはぜひ応募してみてください!