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中日スポーツ 2020/11/10掲載

頼れる竜のエース 吉見投手引退に涙

11月6日に行われた吉見投手の現役ラスト登板を会社の先輩の今井さんと観戦しました。くしくも9年前の同日に行われたクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージ第5戦も生観戦していたのですが、対戦相手が同じヤクルトで先発が吉見投手でした。

このときのことを改めて調べてみたら、8イニング無失点で吉見投手が勝ち投手になり、見事に日本シリーズ出場権をもたらしてくれていました。それだけでなく、4日前の第1戦に7イニング1/3を投げて勝っており、本当に吉見投手に頼りっきりだったことを思い出しました。

まさに大車輪の活躍、まさにスーパーエース。当時は「吉見だから、きょうは大丈夫だね」って話していたことを思い出します。たくさんの勝利をドラゴンズにもたらしてくれて、感謝しています。本当にありがとうございました。

引退のスピーチでは、お世話になった監督やコーチや先輩、後輩たちに触れて、丁寧に感謝を述べている姿を見て、思わず落涙しました。精密機械と呼ばれた吉見投手らしい、とても心配りの利いた温かいスピーチでした。

そんな吉見投手の背中を見て、後輩たちが確実に育ってきています。その後輩たちが活躍して、ドラゴンズが優勝を果たすことで、吉見投手に恩返しができる日を心待ちにしています。

その日は近いぞ! がんばれドラゴンズ!

名古屋市名東区、浅井雄太(43)